コミュニケーションの「話す/聞く/伝える/理解する」4つのスキルを伸ばすためのオンラインのコミュニティでみんなでワイワイ楽しくやってます。
今回の動画で話した内容を書き起こしました。
こんにちは。
コミュニケーションで人生を変える専門家の山根茂です。
この動画の中では、「天敵が味方になる方法」をお伝えいたします。
常日頃、皆さんのことを、なぜか嫌っている人っていませんか?
まず、そういう人には、基本的に近づかないほうが無難です。
でも、その人が突然こちらの味方になったらいかがですか?
そういうことってあるんです。
別に仲良くならなくてもいい人もおられるでしょうけど、人によっては、本当に心強い味方になって、皆さんを今後ずっと助けてくれる場合もあります。
僕らの人生、敵がいないに越したことはないですよね。
それこそが無敵状態ですから。
今回は、嫌な人・苦手な人などの敵が、皆さんの味方になる方法をお伝えいたします。
「最強」よりも「無敵」のほうが幸せな人生が送れますから、ぜひ最後までご覧ください。
結論:共通の敵を作ること。共通の目的を持つこと。
共通の目的を持つと、敵対(向かい合う)ではなく、同じ方向を向くから味方になります。
つまり「敵の敵は味方」なわけです。
なお、戦国時代は、これで一時的な同盟を組んで、また敵に戻るパターンが多かったと聞きますし、お金などの利害関係が発生する場合は、あくまで一時的な味方で終わることが多いです。
でも、今回は、また再び敵に戻るのではなく、ずっと味方になる2つのパターンをお話します。
前半で、自然発生的(敵が味方になる)パターン
後半で、自ら動く(敵を味方にする)パターン
最後に、一時的な味方の例をお話しますね。
1.自然発生的(敵が味方になる)棚からぼた餅パターン
人間関係の「棚からぼた餅」って、本当にあるんです。
敵が味方になるより、運が味方したとっても良いかと思いますが、こういうパターンもあるんだと、皆さんが知ることによって、少しでも皆さんの心が楽になる、軽くなるんじゃないかと思います。
このパターンもすごく多くて、あげたらキリがありませんが、今回は、3つお話します。
僕は卓球をやっていましたが、大学生から地元に帰ってきまして、地元の大会によく出てたんですね。
その大会っていうのは、1日で団体・ダブルス・シングルスの3競技あって、全部優勝を取ろうとすると、大体24試合か25試合というね、すっごく過酷な大会だったです。
僕はその大会に結構コンスタントに出てたんですよね。
ところが、この大会に出ると、年上のUさんっていう人がいるんですけども、なんでか分からないんですけども、僕に対する試合態度がいつもすっごく悪いんです。
敵意むき出しで、いつもめちゃめちゃ僕のこと睨んでくるんですよ。
試合の合間に1セットごとの休憩がちょっとあるんですけど、「山根が!」みたいな悪口さえも聞こえるんですよ。
Uさんは、とにかくすごく嫌いで、嫌な人でした。
そういう人がいたんですが、ある時の大会で、隣の県のねJ高校っていうところが初参加をしたんですね。
このJ高校がすごく強くて、一般の人たちがボロボロと団体戦で負けたんですよ。
その高校の応援も徹底してて、ちょっと憶えてないですけど、すごく見てて怖い感じもしました。
「うわー!J高校強えじゃん!」と思って、僕が見ていたら、Uさんが僕の所にやってきたんですよ。
めちゃめちゃビビりましたよ!
「なんかまた俺にイチャモンつけに来たんか!」みたいに思ったんですけども、いきなり僕の方に向かって、「山さん、頼む」って言ったんです。
「え?何のことや?」と思ったら、「今回J高校が初参加してるんだけども、鳥取県じゃなくて、隣の島根県だと。隣の県にうちのトロフィーを渡したくない。」って言うんですね。
そのUさんは、大会の運営に関わっておられる人だったんですよ。
「だから、山根さんにJ高校の奴らをやっつけてほしい。勝ってほしい。」って言ったんです。
「山根さんだけが頼りだ」みたいなこと言ったんですよ。
「いつもの態度と全然違うやん!」みたいな感じだったんですけど、ちょっとビビりながらも「うん、わ、分かりました。頑張ります。」みたいに答えておいたんですね。
シングルスの準々決勝からは、確かに全員J高校の生徒でした。
みんな勝ち上がってきてましたね。
僕のコンディションも良くて、その時シングスも優勝したんですね。
確かダブルも優勝したと思うんですけど、Uさん僕のところにまたやってきて、「山さん、さすがだ!」って言って、それからずっと「山根さん」だったんですよ。
それ以来、けっこう声かけてくださったりして、仲良くなっちゃったんですよ。
不思議ですよね。
また、仕事では、こんなことがありました。
僕は30歳から42歳までの12年間ですけど、教材を売る訪問販売の会社にいたんですね。
その会社には指導部というのがあったんです。
この指導部が山陰(基本的に鳥取県と島根県を指します)という、僕のいた地域にはなかったんですけども、僕がその山陰の営業部トップだった時に、この地域の指導部ができたんですね。
僕らのアフターフォローしてくれる部署なので、本当に大事な存在だと思って、初代の所長と責任者とは、僕は焼肉を一緒に食べたりして、すっごく仲良くなったんです。
「これから一緒に頑張っていきましょうねっ!」っていう矢先に、彼らが転勤してしまったんですよ。
ショックだったんですけど、2代目の所長がやってこられました。
ところが、この2代目所長は、以前いた営業部に恨みでもあったのか、態度がでかくて、僕を初め営業部全員の印象が悪かったんです。
この会社の光を当たる部署が営業部で社風としてあったと思います。
指導部は新しくできたところで、影ながらやる部署で、営業部と比べると給料もあんまりないわけですよ。
そういういろんなことが多分あって、この2代目所長は、営業部自体を悪く思ってた感じでした。
たまたまその時期に、指導部の部下の方のミスも多くて、僕は指導部にめちゃめちゃ怒ってて、電話でも、それから直接乗り込んで「しっかりしてくれよ」という
ふうに、2代目所長に話したこともありました。
でも、相変わらず彼の態度は悪くて、正直これは明らかに、お互いに嫌いあってい
ました。
「初代の所長帰って来てくれないかな」って、本当に思っていました。
そんな時に、彼が何かの用事で営業部にやってきたんですね。
たまたまその時僕は、1人ロールプレイングしてたんです。
僕のロープレって他の動画でも話したことあるんですけど、決まったものを喋るんじゃなくて、相手の言うことを常に想定して、それに対して答えていくっていう、その場で考える、その場で思いつくロープレなんですね。
他の人はやってないロープレを僕はしてるんです。
その日に行く家が、訪販警戒と言いますけど、訪問販売に対してものすごく厳しいお宅っていうのが分かってたんですね。
だから、行った瞬間から、ものすごく厳しい対応をされるのは目に見えているので、それを想定して、僕はロープレをやってたんですよ。
いつも通りひと通り「聴く」というのをやって、「そうですね。おっしゃる通りですね。」ってやった後に、「ところで、初対面なのに、今の言動は失礼じゃないでしょうか?」みたいな、僕は、いつものロープレをやってたんです。
そしたら、そのロープレを彼が見たみたいで、その時から、その2代目所長の態度が
変わってしまったんです。
そこまでの経緯も影響していました。
実はその日のしばらく前に、指導部のミスによって、僕の取った契約ががキャンセルになって、その時も僕体調あんまり良くなくて、(その会社にいた時はいつも体調悪かったんですけども)本当に吐きながら仕事をしていたんですね。
その時に「僕は吐きながら命がけで仕事してるんですよ。その命がけででやってる営業マンの契約が、指導部のミスによってなくなったっていうことは、どういうことか分かりますか!」みたいな感じで、僕はかなり強いクレームを入れたのを憶えてるんです。
それからしばらくして、その所長が営業部の方にやってきてたっていう、そういうシチュエーションだったんですね。
もしかしたら、僕のロープレを見て、僕が命がけでやってるのが分かった、伝わったんでしょうね。
もしかしたら、何か感じるもんがあったんでしょうね。
それで彼は変わってしまって、彼の態度がすごく良くなったんです。
それからしばらく経って、たまたまある休日に、僕が契約して指導部が指導しているお宅があったんですね。
中学生なんですけど、そのお宅に指導部が出向く用事があったみたいで、「ちょっと山根係長、一緒に行きませんか?」って言われて、僕のマイカー使って一緒に行って、結構山奥で、片道1時間半ぐらい一緒に行って、その時にかなり仲良くなりました。
これは、その生徒さんの成績を、一緒にあげてあげたいっていう思いが一致してるからですよね。
最後3つ目は、僕の知り合いのKさんから、最近聞いた話なんですよ。
このKさんの職場に、凄く役に立たない人がいるとのことです。
ミスばっかりするというか、正直、その人が居ない方がいいんですって。
その人が居ない方が仕事が回るっていう人がいるんですって。
その人の補助にKさんがついてるもんですから、その人の尻拭いを1日中ずっとやってるんですって。
それがものすごいストレスみたいで、髪が抜けるほどになっちゃったそうなんですよ。
「それだったら、もうやめたらどうですか?その仕事を」
「いやいやいや、そうはいきません。」みたいな話してた中で、
「でも山根さん、1つ最近いいことがあったんです。」と。
「なんですか、それは?」って言ったら、日頃このKさんと敵対してる人がいるんですって。
とにかく仲が悪いんですって。
その敵対してる人からの意地悪もすごいんですって。
その敵対をして来た人が、Kさんを助けてくれるようになったそうなんですよ。
見ていて、あまりにKさんのことが気の毒だったのか、手伝ってくれるようになったそうです。
「大変だね」って言ってくれるようになったそうです。
結果、Kさんは、それ以来ずっとその人と仲良しなんですって。
これは、「職場の仕事を円滑にね進めたい」あるいは「早く仕事を終わらせて、お互い早く帰りたい」という共通目的で、2人とも同じ方向向いたからだと思います。
そして、これら3つの事例で共通してる言えることは、相手と同じ方向性を持ったということなんですね。
同じ目的を持って、同じ敵を倒すために、仮想の敵を含めた同じ敵を倒すために、同じ方向を向いたということなんです。
隣の県の高校にトロフィーを渡さない。
会員さんの成績を上げたい。
早く自宅に帰りたい。
という共通目的のために、同じ方向を向けば、お互いが協力体制になるわけなんですね。
決して向かい合うんじゃないんですよ。
それだけで、絶対に敵対しない、つまり仲良くなっちゃうわけですね。
以上が、棚からぼた餅の、「敵が味方になってしまう」というパターンでした。
向こう側から好意的になるとはいえ、あまりにこちら側が敵意を剥き出しにしていたら、さすがにそうはならないので、少なくとも自分から悪い態度を足らないことが前提です。
2.自ら動く(敵を味方にする)パターン
さて、次は、「敵を絶対的な味方にする方法」をお話します。
さきほどの敵が自動的に味方になるパターンと違って、「敵を味方にする方法」は
自ら動きます。
この方法は、相手と「腹を割って話す」という方法です。
これも実はたくさんの体験がありますが、今回は、2つの体験をお伝えします。
1つ目は、僕は卓球のコーチを頼まれて、その高校で8年間、また他の高校でも5年間、足掛け13年間高校のコーチやってたんですよ。
最初の高校は、僕が高校生だった時の元卓球部の顧問&高校3年生の時の担任に頼まれました。
この先生に頼まれたから教えてたんですけど、この先生が辞められて、2代目の顧問の先生が来られたんですね。
大体2代目の先生って、さっきの2代目の所長と同じ感じで、なんか全然違うんですよ。
若い先生で、熱心な先生ではあったんですけども、なんか心の距離があって、なかなか連絡してくれないんですね。
例えば、僕が高校に教えに行ったら部活をやってないとか。
部活やってないんだったら、この日にやらないという報告をいただきたいんですよね。
わざわざ行くんですよ、僕もね。
「なんで?」っていう感じになったりして、とにかく、そういうことを含めて、この先生は明らかに最初僕のことをあまり良くは思ってなかったみたいですね。
だって、外部から頼まれて、自分が頼んだわけでもないし、自分は熱心教えてるし、時々来るコーチだし、みたいな。
生意気な野郎みたいに見えるし、卓球だけが強くたってしょうがねえや、みたいな感じだと思うんですよ。
最初はそんな感じでした。
そんな僕らでしたが、二人で生徒を教えていると、生徒は強くなって、中国大会という大会に県の代表として行ったんですね。
場所は広島だったと思うんですけども、その時にその先生と初めて一緒に試合が終わった後に酒飲んで話しました。
生徒は生徒で楽しくやっておりますので、僕は日頃の不満もその時全部言ったと思うんですよね。
かなり酔いまくってたので。
先生からは連絡がないです。僕は、これでも一生懸命教えてるんですよ。でも、連絡がないのは本当に困ります。」と言いました。
「でもね、今日言たいのはそれじゃない。」
僕らが教えていたのは高校生の女の子だったんですけど、M先生って言うんですけど、このM先生がめっちゃモテるんですよ。
確かに顔もいいし、熱心に部活に行ってるし、前の顧問の先生より熱心なんですよ。
モテるのも分かります。
でも、僕も一生懸命教えてて、当時ポケベルっていうのがあって、ポケベルを先生
も僕も持ってたんです。
けどその日、生徒に、そのM先生のポケベルの番号か何かを聞かれたんです。
とにかくそのM先生がモテすぎたので、要は僕が嫉妬したんですよね(笑)
この生徒と付き合いたいとかそんなこと全然思ってないんですけど、単に嫉妬し
たんですよね。
それを正直に話したんですよ。
もう酔いまくってて。
言えることを全部言おうと。
僕は、生徒の大会には、わざわざ休みを取って行きます。
会社とは、約束した営業成績を残せば、生徒の試合に行っていいですよってことになってたんです。
ところがちょっと僕が出世をしてしまって、社員に示しがつかないと言われて、「もうこれが最後だよ」っていう大会だったんです。
中国大会は、もう着いていくことはできません。
だから、最後だからっていうのもあって、全部の本音をぶつけようと思ったんですね。
という話をしたら、M先生はこう言いました。
「山根君、あんたの言たいことは分かった。」と。
「でも、ワシにも言わしてくれ。」と。
「なんですか?」と言ったら、
「ワシこそ、あんたに嫉妬しとるわ!」って。
「え?」と思いましたね。
「あのな、わしはこれでも、前の先生と違って、毎日部活に行っとる。」と。
「ずっと毎日、生徒を見て教えとる!」
「でも、あんたはなんだ!」と。
「1ヶ月に1回か2回そこらしかやって来ないくせに、やってきたら、生徒は目に見えてうまくなる。」
「この間の○○のバックハンドだってそうだ。」
「ワシが1ヶ月掛かっても出来ないことを、あんたはほんの数分ちょこちょこっと教えて、それで生徒は出来てしまう。」
「いつもあんただけが、おいしいところを持っていく。」
「ワシこそあんたに嫉妬しとるわ!」
みたいに言われました。
ちなみに、エム先生は、8歳くらい年上です。
言い方は多少怒った感じでも、それ、ちょっと嬉しいじゃないですか。
僕も言い返しました。
「いやいや、それは違いますよ、M先生。」
「M先生が日頃から基礎練習を生徒にさせてるから、それが出来るんです。」
「土台がないと、いくら僕が教えても、生徒がいきなり出来るはずかないじゃないですか!」
「M先生のおかげで、生徒はうまくなったんです。」
「なに言ってるんですか。」
こんなふうに、お互い本音で言い合って、お互い嫉妬してたということが分かって、その夜からめっちゃ仲良くなりました。
「じゃあ、ああしていこう、こうしていこう」みたいな話になって、それ以降、そのM先生からの連絡は、本当にこまめに来るようになりました。
その高校を8年間教えてたんですけども、その先生が転勤されたんですね。
それでもう僕もコーチを辞めてたんですけど、しばらくしてから、その
M先生が転勤された先で、また卓球部顧問になって、今度男子を教えるようになって、「山根君来てくれんか?」って頼まれたので、その高校で男子を5年間教えましたね。
本当にその時も好待遇でした。
けっこう外部のコーチが入るって難しい時代に入ってたんですけども、わざわざ僕のために、首からかける、その高校の関係者ですよみたいなものをもらって、高校にも入れるし、ベンチコーチまでつけれるようになったんですね。
前は上から大きな声でアドバイスだけで、ベンチコーチに入れなかったので、とにかく好待遇を、M先生にはしていたきました。
それもこれも、広島の夜にお酒を飲みながら、お互い本音をぶつけあえたからなんですね。
男子生徒を5年間教えた後は、M先生はまた転勤されて、そこからはお互い年に1回、年賀上で近況報告する程度だったんですけども、4年前ぐらいに久々にちょっと連絡がありました。
M先生が卓球部顧問になって、ちょっとしたコーチぐらいだったらできるよなと思ってたら、実は法律教えてくれる非常勤講師が足らなくて、みたいな話をされてビックリ。
すでにそのM先生は、校長先生になっておられて、どうしても非常勤講師が足りないと。
「あんた、銀行員やってただろう」って。
「やってましたけど、法律なんか知りまへんよ。」と断ったんですけど、M先生の頼みだからしょうがなくて、断りきれなくて、結局高校の非常勤講師までやってしまったという経緯があります。
M先生とは、もう本当に何十年も、お互い独身の時から奥さんができて結婚して、子供と一緒にお互い家族ぐるみで会ったとか、本当にいいお付き合いをさせていただいております。
これだけでお腹いっぱいだと思うんですけども、実はこっちの方が僕的にはものすごい仲の元々悪かったやつと、ものすごく仲良くなったという話なので、話させていただきたいと思います。
さっき言った訪問販売の会社にいて、最後の年にすごく仲良くなった、MなのでM君て言いますね、M先生と違うんですけど、M君ていう部下がいたんですね。
このM君は、大阪から転勤してきてて、すごく営業力がありました。
ただ、なんかね、態度がふてぶてしいんですよ。
僕そんなに最初はM君を嫌いじゃなかったんですけども、彼が僕に対してすごく敵意を向けてきてたんですよね。
なんでか本当にわかんなかったんです。
でも、あまりにひどい言動を繰り返すので、やっぱり僕は、だんだんM君のことが嫌いになっていきました。
その時その会社では、僕に楯突くというか、僕に面と向かってあるいは影でも僕のこと悪く言うような社員はいなかったんですね。
そのM君だけだったんですよ。
だから僕は、「M君さえいなければ、この支社は最高に居心地いいよな」「M君またどっか行ってくんねえかな」「M君また転勤してくんねえかな」って本当に思っていた超本人なんです。
あまりにちょっと酷いことが続いて、彼が何したかは言いませんけども、とにかく僕の精神が持たないぐらいになったんですね。
「これはもう、僕自身がM君と話さないと無理だな」と思って、話す決心をして、M君に「今日ちょっと話をしないか」といって、「良いですよ」みたいな感じで話をまず支社でしました。
腹を割って言いました。
「俺はお前のことが嫌いだ」と。
「僕もっすよ!」みたいな感じで始まったんですけど、話してるうちに、どこかのタイミングでお互い結構誤解し合ってることが分かったんですよ。
例えば、M君がどうして僕を嫌ってたのかって言うと、自分は大阪から転勤してきたと。
だから、外部から来た人間の考え方を、山根は取り入れようとしていない。
「僕を敵だと思ってるでしょう」みたいなことを言われたんですよ。
でも僕は、全然そんなことを思ったことなくて、是非他の支社のトークなり考え方なりやり方なりを、うちの支社でも取り入れたかったんですね。
だから、彼の営業力もすごく評価してたし、嫌いだったけど、僕の次に彼の売上がその支社を支えてたのは間違いないので、「その面は感謝をしている」って、「お前のこと嫌いだけど、感謝をしている」みたいなことを伝えたんです。
そしたら、彼の表情がちょっと変わって、「あ、そうだったんすか。山根係長は、てっきり僕を排除しようと思ってる人だと思ってました。」みたいな。
「いやいや、排除なんかしようと思ってないよ!お前があまりに酷いことするから、それは嫌いだよ。だけども、やり方とかをもっとうちに取り入れたいって、本当に思ってんだよ。」
って話をしていたら、だんだん話が盛り上がってきて、色々な本当に誤解の面とか、言葉で伝えてるけど真意が伝わってないというところがだいぶ明らかになったんですよ。
それで、「M君、ちょっとさあ、今日飲みに行かねーか?」「はい、喜んで!」ってなって、その夜にお酒を一緒に飲んで、お互い話しまくって、その日からめっちゃ仲良くなりました。
支社に、もう本当に敵がいなくなったみたいな感じだったし、いわゆるここに書いてあるように、天敵が味方になってしまったんです、最高の。
その後、彼と2人で泊まりの仕事に出かけた時も、「おお、今日も夜、一緒に飲もうで」「ええ、喜んで!」みたいな感じでウキウキしてた矢先の出来事だったんですね。
その矢先に、とんでもないことが僕に起きたんです。
これの詳細を話すとキリがないので言いませんけども、直接僕が仕事を辞める要因になったのは間違いなくて、(僕にとって)ある本当に理不尽なことを、僕が会社にされたんです。
その夜に、「こんなことでさ、こんなこと言われて、支社に帰らなくちゃいけないわ。お前、1人でちょっと頑張ってくれよ。」って言ったら、彼の方がめちゃめちゃ怒って「なんすか、それは!」って、ものすごい怒りようで、僕よりも怒ってるんですよ。
驚きましたね。
「最大の味方はここにいるわ」みたいな「最大の理解者は、こいつか」みたいな感じで、実はその部署を僕は下ろされて、90万の商材を売る仕事から、2900円のテストを売る仕事の方に降格になったんです。
10年前は走れたんですけども、走れなくなってて、でも走ったんですね。
そしたら、体も壊してしまって。
でも、そんな時に、彼が一生懸命僕に「頑張ってください。やめないでくださいね。」と、ずっと僕に言い続けてくれました。
この会社は、朝礼時に、一番最初「なんとか5則」「なんとか10則」みたいなのを、実は大声で読むんですね。
誰かが率先して前に出て読んで、それにみんな続いて言うみたいな、朝礼の一番最初ってこんな感じなんですよ。
M君は、それまで前に1回も出たことなかったんですけど、僕がその2900円のテストで頑張らなくちゃいけないっていう日に、彼が自ら出てきて大声で読んだんです。
初めてだったんです。
おそらく彼は、その時しかそれを読んだことがないと思います。
自ら出てそれを読んだのは、彼の僕への激励だと思って、その日すごく頑張りました。
若い社員の3倍動きました、
ただ、もう自分の笑顔が消えてたので、残念ながら僕は、2900円の契約さえも取れなかったんです。
そんなこんなで、彼はずっと僕の味方してくれて、僕に一番声援を送り続けてくれた彼でした。
でも結果、僕は心々ともに病んでしまいまして、体も壊してヘルリニアにもなっちゃって、それで会社を辞めたんですね。
僕が辞める時も、彼はとにかく一生懸命僕を止めました。
でも、僕の決心が硬いというのが分かって納得してからは、他の社員を説得したり、「とにかく頑張ってください」と、今度は声援をしてくれました。
そんなM君だったんですね、本当に。
天敵が最大の味方になりました。
今でもM君のことを一番憶えています。
あの会社の中で一番良かったのが、M君と仲良くなったこと。
一番最後だったのもあるかもしれませんけど、僕としては、本当に良かったなって思っています。
彼とは、こういう話をしました。
「どうかな、M君。俺とお前は水と油なんだけども、水と油がもし協力したとすると、この支社って良くなんねえかな」って言ったら、「もちろんです!山根係長についてきます。」みたいなね感じで、本当に嬉しかったの憶えていますね。
彼はとにかくね絶対的な味方となって、今も会うことがあれば、本当にお酒を飲み
ながら楽しい会話ができると思います。
3.一時的な味方の例
最後に一時的な味方になった例もお話ししておきますね。
今度は小学校の時の話をしますけど、小学校の時僕すごく5年生から理屈っぽくて、特にクラスの女子にすごく嫌われまくってたんですね。
そんな6年生の時に、校内卓球大会があったんですよ。
団体戦が負けちゃって、個人戦で僕以外のクラスのみんなが全滅したんですね。
そしたら、僕を嫌っていった女の子たち3人ぐらいから、こんな風に言われたんですよ。
「山根君、あんたのことは嫌いなんだけど、うちのクラスではもうあんたしか残ってないから頑張って!」って言われたんですね。
なんかこんな風に応援いただきましたと(笑)
クラスが負けたくないという、クラス全員が全滅しちゃだめだという、共通認識ですよね。
また、中学校の時に毎日いじめられてたっていう話はよくするんですけども、月に1日だけ、いじめっこが味方になる日があったんですよ。
これは何かと言うと、月例マラソンっていうのがあって、月に1回中学校全員が4km走るんです。
折り返し地点が2箇所あるんですけども、僕は上位の方で走ってるので、折り返しすると後ろの人と出会うじゃないですか。
そしたら、いじめっこが口々に僕に言うんですよ。
「茂、頼むぞ!茂、頑張れ!」って言うんです。
面白い現象ですよね。
ただここで前の話と違うのは、僕の理屈っぽかったとか、それからもイジメにあうような波動を僕は出してるままだったんですね。
だから、やっぱり元に戻ってしまったんですけどね。
でも、これはどういう現象かと言うと、他の学年に負けたくない、他のクラスに負けたくない、という同じ目的であり、この場合は、他のクラスとか他の学年が仮想の敵なわけですよ。
だから、同じ方向を向いた、だから味方になった、ということだと思います。
今回の話をまとめますと、職場の家族の、あるいは地域の気合わない人と、同じ目的を持ってください。
共有できる目的を、提案してみてください。
その人と一緒に同じ方向を向くだけで、必ずうまくいきます。
気の合わないという敵が味方になってくれます。
自分からあなたを嫌いだっていうオーラを出さないようにしておけば、そういう行動しないようにしておけば、嫌いな人とか嫌な人苦手な人が、あるタイミングで皆さんの味方になることもあります。
また、仲が良くなくても、「この人と本当は分かり合いたい」という気持ちがあれば、その人と腹を割って話をしてみる手もありますよね。
ただ、話し合いがちゃんとできるかどうかやってみないと分かりませんので、そこは自己責任でお願いいたします。
でも、お互いの気持ちが通じることができれば、その相手はM君のように。とてもとても心強い味方になってくれます。
チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
コメントフォーム